スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

‘幸田文の箪笥の引き出し’を読んで



3連休

楽しい連休をお過ごしになられていると思います。


連休の間、少し時間に余裕があるなぁと思ったら読書はいかがでしょうか?


『幸田文の箪笥の引き出し』をご紹介したいと思います

幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)
(2000/08)
青木 玉

商品詳細を見る


作者‘青木玉’さんの母は着物から洋服へと移り変わる時代のなかを生涯きもので過ごした幸田文さん。
当時のきもの生活、母と子のやりとり等、貴重な話の数々が語られています

作者が振袖を誂える時の話から始まります
母の幸田文は娘に対して‘好きなのを選びなさい’ではないんですね
‘自分がどうしたいか?お金をかけたいかどうか’を作者に問います
そして「何も考えなしにやったら、幾らあっても足りなくなるさ」と
(↑ほんまそうですよね、キリがない…)
作者が求める振袖とそれにかかる金額等とをしっかり説明します。
そのうえで娘に似合う‘赤の振袖’を用意することとなるのですが
似合う振袖を着せてあげたいと思う気持ちだけでなく
着物に対する考え方をしっかり伝えていらしゃって
なんと大きな母親の存在なんだろうと思いました

そんな晴れやかな振袖の話から始まり日常のきもの、
祖父幸田露伴のきもの等色々な場面が描かれています
洗張りをしている時の様子などは、楽しそうな雰囲気が伝わって良かったです♪

最後は、幸田文の死期の話になるのですが
幸田文が倒れた時に、最後の時にに着せる着物をなんとか幸田文らしいものを用意したいと
母の死の不安と闘いながら必死に作者が奮闘されます
白の振袖をほどいて、縫いなおす姿は、胸を打ちました。

自分が同じように母が亡くなるときどうするだろう…
呉服店の店主である父を支えて働いた母を
私は母が喜ぶような美しい着物姿で見送れるだろうか…
そう思うと涙をさそいました

着物は‘着る’だけでなく‘想い’がある
という事を強く思う素晴らしい作品だと思います


つたない文章を最後まで読んでくださってありがとうございます 感謝致します



ランキングに参加中です!ブログをご覧くださったみなさま
ぜひ応援のクリックをお願いしますっ。何よりの励みになります(*>▽<*)

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



静京呉服京染店
大阪市中央区谷町6-8-12
06-6761-6764

ただいまお休み頂いております
29日から通常通り営業いたします





コメントの投稿

非公開コメント

想いを知る

静京呉服京染店さん、こんばんは。

着物は‘着る’だけでなく‘想い’がある
重い言葉に思わず立ち止まりました。

成人式の時、当たり前のように母が振袖を誂えてくれました。
その頃は着物の知識など無く、ただ好きな物を選んだのですが・・・
母は色んな想いを持っていたのでしょうね。
詳しくは語らなかった母ですが、この言葉で、母の想いを感じた気がします。

着物が好きで、なるべく普段も着ようとしています。
今私が着ている物は私用に誂えた物がほとんどですが、数点、母が着ていたもの、亡くなった祖母が着ていた物もあります。
母の着物は祖母の、祖母の着物は会った事の無い曾祖母の想いが込められている。
大切に着たいと思いました。

つむこも さんへ

つむこもさん 心があたたかくなる嬉しいコメントを有難うございます

ブログで拝見させて頂くつむこもさんのライフスタイルは
優しさが感じられて好きなんです。(コメント残さなくってごめんなさいi-201
つむこもさんの振袖のコメントを読んで、その優しさはお母様が愛情いっぱい
大事に育てられたからなんだと思いました。

お母様、おばあさまの着物をまとう事で
一緒に優しさや想い出も身につけている…そんな気がします。
お召しになられる事が一番!大事に…いっぱい着て楽しんで下さいねi-179i-178
またブログに素敵な着物姿UPされるのを楽しみにしてますi-194

静京呉服京染店三代目さん こんばんは


着物を愛し、さっそうと粋に着こなした幸田文さん、その文章も美しくて好きです。
三代目さんの文章も美しくて爽やかで好きです。キモノに対しての熱い想いが伝わってジーンときました。

そして三代目さんのお母様への想いが、玉さんの幸田さんへの想いと重なってみえました。

残された着物の、一枚一枚に込められたさまざまな想いを受け継ぐ青木玉さんの目には、在りし日の幸田文さんの姿があざやかによみがえってくるのでしょうね。
キモノって日本人の想いを形にした衣服なのかもしれないですね。

なんだか、また読み返したくなりました。
素敵な記事をありがとうございました。e-266

otokutokukoさんへ

いつも心があたたかくなる優しいコメント有難うございます

otokutokukoさんに幸田文さんの「きもの」の日記にコメントして頂いていた
「幸田文の箪笥の引き出し」。本当に読んでよかったですi-189
着物を通して人への想いが感じられて
着物の良さ、素晴らしさをまた知ることが出来ました

【キモノって日本人の想いを形にした衣服なのかもしれないですね。】
なんて素敵な表現なんでしょう!
あぁ本当にそうです、着る為や利便性だけでなく想いがここにあるんですね
うれしい気持ちでいっぱいです。otokutokukoさん有難うございます!!
クリックお願いします
プロフィール
下町の雰囲気が残る大阪の谷町6丁目にて1946年創業。着物に関するお仕事、悉皆・着付・販売をしています。 特にリメイクには力を入れています。着物から日傘に作り変える“きもの日傘”帯を椅子に作り変える“帯スツール”など 着物を着る方にも着物を着ない方にとっても着物を生かして頂ける事を大事にお仕事をしております。

静京呉服京染店

Author:静京呉服京染店
大阪府大阪市中央区谷町6丁目8-12
06-6761-6764
http://sizukyou.com
OPEN 12:00-17:30
CLOSE 日・月・祝

カテゴリ
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。